世界で10人に1人の赤ちゃんが早産で生まれている。17日の世界早産児デーを前に、11、12日、ジョイフル本田千代田店(群馬県千代田町)で、写真展「小さく産まれた赤ちゃんの写真展~キセキの物語~」が開かれる。
主催するのは、早産児や低体重児の家族でつくるサークル「LOKAHIリトルベビー群馬」。小さく生まれた赤ちゃんの家族に向けて、「ひとりじゃないよ」というメッセージを伝え、同じ立場の家族同士の交流につながるきっかけにしたいという。
世界早産児デーは、早産に関する課題や負担への意識を高めるため、2008年にヨーロッパNICU家族会によって制定された。
公益社団法人日本産科婦人科学会によると、妊娠22週0日から36週6日までの出産を早産と呼び、全妊娠の約5%に発生する。妊娠22週で生まれた場合、赤ちゃんの体重は500グラム前後で長期間、新生児集中治療室(NICU)での治療が必要となる。
LOKAHI代表の平原早紀さんは「命が誕生すること、今の生活は決して当たり前ではないこと。この写真展を通して、一人ひとりの状況も生き方もみんな違う、『キセキの物語』をご覧いただきたい」と話している。
17日には、多様性と思いやりを表すシンボルカラーの紫色で、臨江閣(前橋市)や高崎アリーナ(高崎市)、クリーンプラザ(太田市)などをライトアップする。写真展の問い合わせは、メール(lokahi.gunma@gmail.com
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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