北九州市教育委員会は27日、市立穴生中学校(八幡西区)で26日夕に校舎2階の外壁から、コンクリート破片(重さ740グラム)が約3・5メートル下の地面に落ちたと発表した。けが人はいなかった。21日以降、市立小中学校の外壁落下が相次いでおり、3件目。
このほか、市立青山小学校(同区)では、敷地内に立つ木製トーテムポール(高さ約3メートル、周囲の長さ78センチ)が倒れ、教職員の車に当たった。1989年ごろの卒業制作とみられ、腐食が原因の可能性があるという。市教委が他校の状況を調べたところ、16校で計27基が見つかり、いずれも制作時期が昭和50~60年代と古いため原則撤去するよう各学校に指示を出した。
市内では、21日に門司区の市立小で外壁がはがれ落ち、児童3人がけが。24日に小倉南区の市立中で外壁が落ちた。市教委は相次ぐ外壁落下を受け、市立学校全203校の建物外壁の点検を始めたところだった。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル