兵庫県教育委員会は24日、勤務する小学校から約256万円を横領したとして、姫路市立東小学校の北山智也教諭(34)を同日付で懲戒免職処分とし、発表した。
県教委によると、北山教諭は昨年から今年にかけて会計を担当。昨年8月、自然学校での児童の食料費約27万円を学校の口座から出金したが、業者に支払わず自宅に持ち帰ったという。ほかにも昨年8月から今年9月の間に不正な出金を30回近く繰り返すなどし、横領総額は約256万円にのぼるという。
自然学校の食料費について業者から複数回支払いの催促があり、校長が通帳の提出を求めて事案が発覚した。北山教諭は不正な出金を認め、「スリルがストレス解消になっていた」と話したという。県教委によると、256万円のうち220万円は自宅で見つかり、差額の36万円とともに全額学校に返金された。
校長から被害届が出され、姫路署は24日、食料費約27万円を横領したとして、北山容疑者を業務上横領の疑いで逮捕し、発表した。「現金は自己の用途に費消せず、自宅に保管している」と容疑を否認しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル