首都圏で「小学校受験」のシーズンがやってきた。コロナ禍で行う2度目の入試となった今年は、多くの学校で受験者が増えた。大学付属・系列の小学校のほか、中学受験に強い学校も人気を集めている。(川口敦子)
今月1日、東京都内の私立小学校の入試が始まった。
「ちょっと緊張したけど、最後まで頑張ったよ」。紺色のワンピース姿の子どもが、校門前で待っていた父親に抱きつきながら言った。1日、東京農業大学稲花(とうか)小(東京都世田谷区)での一幕だ。
同校は共学の小学校で、成城学園、田園調布雙葉、東京都市大付など、人気の私立小が多い世田谷区に2019年、東京23区内では約60年ぶりに新設された。東京農大の農場や人材を利用した体験型学習や1年生から外国人講師が行う英語の授業、食育を意識した給食などが特徴だ。
一定の基準を満たした児童は、東京農大一高・同中等部に原則として全員進学できるのも魅力で、今年は定員72人に対し、約13倍の962人が志願した。志願者数は開校以来、毎年増えており、今年は昨年比で270人増えた。
人気があるのは都内の伝統ある小学校に限りません。記事後半では、色々な学校の特色について説明します。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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