「世間から『○○小の子どもは育ちがいい』と言われるだけでは魅力を感じない。費用と内容のバランスを見て、『コスパ』がいい方を選びたい」
今秋、長女(5)の小学校受験を控える30代女性は、志望校選びの基準をそう話す。
女性は東京都内の銀行勤務。平日はフルタイムで働き、週末は幼児教室に付きそう。今のところ第1志望は国立。抽選もあり、「入れたらラッキーだけど、落ちたら公立小に通えばいい」とのスタンスだ。
少し繊細な長女の性格を考え、公立以外を考えて小学校受験を意識したのは約1年前。比較的近所にある国立小の評判を聞き、新しい教育方法を採り入れる校風にひかれた。せっかくならと、私立も調べ始めた。
首都圏を中心に、子どもに小学校受験をさせる共働き家庭が増えています。なぜ小学校からの受験なのか。どう仕事と両立しているのか。記事後半では、変化する幼児教室や、大学教授らの分析も紹介します。
重視するのは、教育内容に加…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル