弓長理佳
ミュージシャンの小山田圭吾さん(53)のソロユニット「コーネリアス」が30日、「フジロックフェスティバル」(29~31日、新潟県湯沢町)に出演した。東京五輪開会式の作曲担当を辞任するきっかけとなった過去のいじめ発言の問題で昨年7月から活動を自粛していたが、今回1年ぶりに活動を再開。会場には多くの聴衆が集まった。
ライブ開始直後、小山田さんが集まったファンに「聞こえますか。マイクチェック、マイクチェック」と呼びかけると、会場からはこらえきれない様子の歓声も聞こえた。その後は活動再開についてとくに触れることはなく、約70分間で十数曲を披露した。
小山田さんについては、昨夏の東京五輪の開会式の作曲担当に就任していたが、昨年7月、同級生や障害者に対するいじめを過去の雑誌で発言していたことが発覚。「反差別をうたう五輪憲章にそぐわない」などとネット上や障害者団体などからの批判が相次いだ。小山田さんはツイッターで謝罪したのちに作曲担当を辞任し、活動を自粛した。昨年のフジロックも出演を辞退していた。(弓長理佳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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