小林圭二さん(こばやし・けいじ=元京都大原子炉実験所講師)が27日死去、80歳。通夜、葬儀は近親者のみで行う。
京大原子核工学科卒後、同実験所(現・京大複合原子力科学研究所)に入所。1973年に始まった四国電力伊方原発(愛媛県)の設置許可取り消し訴訟に関わったことをきっかけに原発の危険性を訴えた。実験所にいた同僚5人と共に原子力利用に警告を発し続け、実験所が大阪府熊取町にあることから「熊取6人組」と呼ばれた。
廃炉が決まった高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)の運転差し止め訴訟で原告側証人を務めたこともあり、2003年に実験所を定年退官後も、もんじゅなどの反対運動に関わっていた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル