小樽商科大、帯広畜産大、北見工業大の3国立大学法人が経営を統合し、新たに「北海道国立大学機構」が来年4月発足する。2日、3大学の学長が会見し、新たな方針を発表。新法人の本部は帯広畜産大に置き、役員会トップの理事長は学外から選ぶ。3大学の教育研究活動の活性化を図る「オープンイノベーション・センター」を設立する。法人を一本化することで教育や研究の連携を目指すほか事務部門の効率化を図る。各大学の名称やキャンパスはそのままで、入学試験も従来通り大学ごとに実施する。
新法人の役員会は、最終意思決定者としての理事長のほか、3大学の学長、学内外の理事から構成。理事長は「合同理事長選考会議」を立ち上げて、今後手続きに入るという。各大学の学生が自由に履修できる連携教育プログラムを実施。スマート農畜産業や観光ビジネス、防災などで連携研究プロジェクトに取り組む。
3大学は、人口減や産業構造の変化を受け、経営統合を2018年に発表。具体的な組織づくりの検討を進めてきた。
2日の会見で、帯広畜産大の…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル