東京都の小池百合知事は6月12日、18日に告示される都知事選へ再選を目指し立候補することを表明した。小池氏は会見で、「ウィズコロナ」の時代の選挙戦略として、オンラインでの選挙活動を中心とすると語った。すでに立候補の意向を表明している他の立候補予定者らも、SNS上でマスク姿で語る姿や、youtubeでの対談予定などをアップしている支援者を集めた集会や大人数を集めた街頭演説といった従来の選挙戦術が難しくなるなか、「密」を避けるための各陣営のオンライン戦略が、注目を浴びる事になりそうだ。【BuzzFeed Japan / 千葉雄登】
選挙でも「3密」避けて
小池氏は会見で、「密」を作ることを避けるため、「オンラインによります、ウィズコロナ、ポストコロナの選挙を展開して参りたい」と語った。 「人が集まることは、『3密』を言い出している私自身が、これを行うことは難しい。だからこそ、これからのオンライン選挙はこういうものだ、というモデルケースを作ることにチャレンジしていきたい」。現段階では街頭演説を実施することは予定していないとした。
オンライン選挙、他の立候補予定者は?
東京都知事選には、これまでに日本弁護士連合会の元会長の宇都宮健児氏、熊本県の元副知事の小野泰輔氏、NHKから国民を守る党・党首の立花孝志氏ら15人が、立候補の意向を表明している。 宇都宮氏は6月7日、TwitterでJR蒲田駅前で、マスク姿で演説する映像をアップした。車の上にいるため、聴衆に直接、飛沫がかかることは考えにくいが、「ウイズコロナ」の選挙を意識してるようだ。 小野氏は、Twitterで堀江貴文氏との対談が近く堀江氏のyoutubeチャンネルで公開される、と予告した。 N国の立花氏は、これまでも活用してきたyoutubeで都知事選に向けた自らの戦略などを発表している。今後もTwitterを含めたSNSを活用するとみられる。
千葉雄登
Source : 国内 – Yahoo!ニュース