東京都の小池百合子知事が8日、岸田文雄首相と面会した。2人が公の場で顔を合わせるのは、岸田氏の首相就任後初めて。国と首都の連携が問われたコロナ禍では、首相と都知事の関係が時に注目を集めたが、2人の相性はいかに。
「仲間として総理になられたこと、それから国との連携ということを確認し合ってうれしく思っている」
8日夕方の首相官邸。岸田氏との面会が終わり、記者団に囲まれた小池氏はそう言って、岸田氏との距離の近さをアピールした。
政治一家に生まれた岸田氏と、ニュースキャスター出身の小池氏。出自が違う2人には目立った接点はないように見えるが、政治家としての経歴をたどると、重なる点も少なくない。
2人が衆院議員になったのは1993年で、いわゆる当選同期だ。先に入閣を果たしたのは5歳年上の小池氏。小泉内閣だった2003年に環境相に起用され、「クールビズ」で時の人となった。
小池氏は以前、岸田氏との関…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル