東京都はきょう、休業要請の緩和を3段階で示すロードマップにおいて、どの施設が、どのステップに含まれるか、具体的な業種や施設をあげて公表した。
都のロードマップはクラスターの発生歴がある施設を休業要請の緩和の対象外としていたが、きのう政府が公表した基本的対処方針を踏まえ、スポーツジムを「ステップ2」、カラオケ店を、その先の「ステップ3」に含むと改定した。
「ステップ2」にはサウナやネイルサロン、スーパー銭湯、日焼けサロンなどが含まれるほか、接待を伴わないスナックやバー、漫画喫茶、ダーツバーは「ステップ3」に含まれる。
キャバレーやナイトクラブ、ライブハウスなどは今回も緩和の対象外で、今後の状況を踏まえて検討するということだ。
先ほど都の対策本部が開かれ、会議終了後に記者団の取材に応じた小池都知事は、休業要請の改定について「きのうは夜の時点で、国の方から事後連絡という形でいくつかの国の考え方の変更点を東京都の方に伝えられた。とくにイベントの開催制限の段階的緩和について国は細かく屋内なら何人、屋外で何人というような変更があった。それに合わせたというのが1点。スポーツジムなど、きのうも西村大臣と話したが、ガイドラインが整う、管理がしやすいといったことなどから、取り扱いについてステップを変更した。事業者の皆様も1日も早くお始めになりたいと思うが、ガイドラインを踏まえながら適切に、安心してサービスが提供できるような心がけをお願いしたい」と述べた。
その一方、緩和の対象外となったキャバレーやナイトクラブ、ライブハウスなどについては「スポーツジムと逆の話で、それぞれお店の方々が努力をされているが、まだガイドラインがまとまっていない。整い次第ということで日程が遅れていくので、都におけるステップの位置づけも変わってくるということだ」と話した。(ANNニュース)
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース