第4次安倍再改造内閣が11日、発足した。新入閣13人のうち、唯一にして最大のサプライズとなった小泉進次郎環境相(38)は、「入閣の決め手」は「理屈じゃない」と断言。フリーアナウンサーの滝川クリステル(41)との「結婚の決め手」を尋ねられた時と全く同じ言葉で、自身の決断を表現すると、話題を呼んでいる育休取得についても前向きな姿勢を示した。内閣発足後、記者会見した安倍晋三首相(64)は、将来的な後継指名とも取れる発言でエールを送った。
首相官邸ロビーでの電撃結婚発表から35日。進次郎氏が同じ場所で再び記者団に囲まれた。「総理からは『環境大臣、原子力防災大臣をしっかりよろしく』と」と第一声を述べた。
滝川を連れて来た8月7日とほぼ同じ午後1時半にロビーに姿を見せた進次郎氏。「入閣(要請受諾)の決め手は?」と問われると、1か月前の自らの発言を思い出したように笑顔を見せ「理屈じゃないですね。そんな感じ。入閣要請に『よろしくお願いします』と自然と体から」と結婚発表時と同じ言葉で表現した。
大臣になったことで、クローズアップされているのが「育休問題」だ。現在妊娠中の滝川は、来年1月に出産予定。入閣が決まる前の先月末、育休取得を検討していると明らかにすると、ワイドショーでも取り上げられるなど世間の関心の的となった。入閣は遠のいた、との見方も出たほどだ。
進次郎氏は「検討しているというだけで賛否両論。日本はまだ堅いね、古いね」とピシャリ。閣僚となれば仕事は激増するが、〈1〉公務最優先〈2〉万全の危機管理〈3〉妻の不安払拭―の“3か条”を挙げ、「ご理解を得られる形を引き続き考えていきたい」と“イクメン大臣”への意欲を見せた。
進次郎氏は入閣決定後、育休取得経験者の鈴木英敬三重県知事に電話で相談。鈴木氏は長男が生まれた際には計3・5日、長女誕生時は登庁時間を30分遅らせ、計5日の育休を取った。進次郎氏は「いろんな(育休の)取り方があると分かった。発信していきたい」と話したという。
約17分間の取材では、父・純一郎元首相(77)や滝川の話題も。「父からのアドバイスはないけど『よかったな。環境問題、大事だから最高じゃないか』と言ってもらいました」。また、新妻については「妻には『そういう方向になった』と報告しました。妊娠をしている妻の疲れやストレスにならないように、さらに支える。よろしくと伝えました」と明かした。
「総理への歩みの一歩になる」と質問されると、父より8歳若く入閣した38歳は、「国民の皆さんから期待していただくことはありがたいこと。だけど(閣僚となれば)結果、真価が問われる。仕事します。働きます」と宣言した。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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