東郷隆
13日に自民党の選挙対策委員長に就いた小渕優子・元経済産業相が代表を務める政党支部が、過去に政治資金規正法違反の罪で有罪判決を受けた元秘書が取締役を務める会社に、事務所の家賃を支出していたことがわかった。
元秘書の男性は、2014年に発覚した小渕氏の政治団体の不明朗な会計処理をめぐり、政治資金規正法違反の罪で15年に有罪判決を受けた。
小渕氏が代表を務める「自民党群馬県第五選挙区支部」の政治資金収支報告書によると、事務所の家賃として同県高崎市内の不動産会社に毎月15万円を支出。同社の登記によると、元秘書は16年6月に取締役に就いていた。
収支報告書に家賃が記載され始めたのは09年8月で、公開されている最新の21年の報告書までに記された支出総額は約2200万円だった。
また同支部は、この元秘書が昨年5月まで取締役だった別の群馬県内の会社にガソリン代を支払っており、21年の支出額は計約100万円だった。
小渕氏の事務所は取材に対し、いずれの会社でも元秘書は無報酬だったとしたうえで「必要な経費を事業者に支払っているだけのことであり、道義的な問題はない」とコメントした。
こうした支出について文春オンラインが13日に配信した。(東郷隆)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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