男が乗客を切りつけるなどする事件があったのは、小田急でも停車駅が少ない快速急行だった。殺人未遂容疑で逮捕された対馬悠介容疑者(36)=川崎市多摩区=は、警視庁の調べに「逃げ場がなくて大量に人を殺せるから電車を選んだ」と供述をしている。
事件があった電車は、登戸(川崎市)を出て、下北沢(世田谷区)に向かっていた。この区間の通過駅は快速急行では最多の10駅あり、駅間は8分かかる。
小田急で車掌を経験した一人は朝日新聞の取材に、「小田急線の中では(特急を除き)長い時間、乗客が車内を出られない区間。利用者なら知っていることなので、あえて狙ったのではないか」と話した。「恐怖でしばらく電車に乗れなくなる人も出てくるはず。あってはならないことで、許せない」と憤った。
車掌「電車は性善説で成り立っている」
鉄道では乗客が被害に遭う事件が後を絶たない。
2015年6月には神奈川県…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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