兵庫県小野市は22日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休校中の市立小中学校、特別支援学校の計13校について、このまま休校が長引いた場合は夏休みをゼロとする「夏休みなし宣言」を発表した。蓬(ほう)莱(らい)務(つとむ)市長は会見で「教職員や保護者に早い時期から覚悟を持ってもらうためのメッセージだ。状況が変われば柔軟に対応すればいい」と話した。
同市では、市立学校の夏休み期間について7月21日~8月31日と教育委員会規則で定めている。4月9日からの休校期間は現時点では5月6日までとしているが、新型コロナの感染動向次第では休校を延長し、その分夏休みを削減する。
市教委は、蓬莱市長から「夏休みなし」の事態も想定しておくよう要請を受け、この日の臨時校園長会で方針を確認。教育委員の同意も得たという。
■3大阪府は短縮検討
また、大阪府の吉村洋文知事は22日、新型コロナの感染拡大防止のため、3月2日から臨時休校している府立学校について、夏休みを短縮するなどして授業時間を確保する考えを示した。
休校期限の5月6日以降に感染が収束に向かうことを想定し、「休校が長く続き、学習の遅れを取り戻す必要がある」と述べた。府庁で記者団に答えた。
吉村氏は22日の新型コロナウイルス対策本部会議で、学校再開後に夏休みや土日を活用して授業時間を確保するシミュレーションを行うよう酒井隆行教育長に指示した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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