小野薬品工業は30日、米国のチームが英科学誌ネイチャーの論文で新型コロナウイルスの治療に有望と指摘した薬「ONO5334」の開発を見送ると発表した。国内外の研究施設で検証した結果、論文と同様に感染を阻害する作用は確認できたが、人に投与した場合に期待できるほどの効果が得られないと判断した。 小野薬品は骨粗しょう症治療のためにONO5334の開発を進めたが、薬の競合状況などから2012年に開発を中止した。米チームは今月、ONO5334を含む3種類が有望だとネイチャーに発表していた。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース