小学1年生の担任だった男性教師はささいなことですぐに激高した。
「自由勉強帳がちゃんとできていない」と怒り出し、「先生のせいだ」と言いながら、教壇に自らの頭を強く打ち付けた。
「先生、やめてください」
少女が駆け寄ると「あなたは優しいね。こっちにおいで」と、窓側にあった教師の机の方に来るよう促された。
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みんなもいるなか、ひざの上に座らされ、机の陰で下着の中に手を入れられた。とっさに思った。《友だちに知られてはいけない》
「演劇のようですが、それがいつものパターンでした」
東海地方に暮らす40代の女性は30年余り前のできごとを振り返る。
「私が率先して止めにいっていたから、手なずけやすかったのでしょうね」
行為は毎回、同じように始まり、教室で繰り返された。ほかの子には見えないように、教師の性器を触らされたこともあった。
子どもたちの心身とその後の人生を脅かす性暴力について考える企画「子どもへの性暴力」第4部は、地位・関係性を利用した性暴力について取り上げます。
教師は頻繁に自宅にも訪ねて…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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