10日午前11時20分ごろ、大阪府富田林市喜志町4丁目の近鉄長野線喜志―古市駅間の線路で、奈良県五條市の小学1年生、増田月結(つゆ)さん(6)が、河内長野発大阪阿部野橋駅行き準急電車(5両編成)にはねられ、搬送先の病院で死亡した。現場には柵などがなく、府警は増田さんが近くで遊んでいて、誤って線路に入ったとみて調べている。
富田林署によると、電車の運転士は「子どもが線路脇ののり面に座っていた」と話しているという。約25メートル手前で気づき、ブレーキをかけたが間に合わなかった。増田さんは近くの母親の実家に来ていて、付近で遊んでいたという。
線路の両脇には田畑が広がる。現場を訪れた親戚の男性は「花摘みでもしていて間違って入ったのか。1年生になったばかりなのに。本当に残念です」と話した。パトカーのサイレンで事故に気付いたという近所の80代男性は「注意を呼びかける看板があってもいい」と話した。
近鉄長野線は富田林―古市駅の上下線で約1時間半にわたって運転を見合わせ、16本が運休した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル