名古屋市教育委員会は7日、同市昭和区の小学校で5年生の男子児童(10)が顔の骨が折れる大けがをしたのに、救急車を呼んでいなかったと発表した。学校に呼ばれた母親が119番通報し、手術を受け入院したが、命に別条はないという。市教委は会見で「速やかに救急搬送することが適切だった」と陳謝した。
市教委によると、男児は5日午後1時10分ごろ、休み時間に教室で友人をおんぶして遊んでいて転び、顔を床で強く打った。男児は担任教諭に「ものが二重に見える」と伝え、保健室で左目の痛みなどを訴え、吐いた。
養護教諭は、目の腫れや変色が見られなかったことなどから、保冷剤で目を冷やす処置をし、同1時半ごろ、母親に迎えに来るよう連絡。母親からは「学校から病院へ連れて行ってくれないのか」と尋ねられたが、来校を求めた。この際に校長も事故を知り、男児に横になるよう指示した。
母親が到着後、男児は再び吐き、気持ち悪さを訴えたため、母親が同1時50分ごろ119番通報。眼窩(がんか)底骨折と診断されて手術を受け、7日現在も入院している。全治約3カ月の見込みという。
市教委は「迷ったら、大事を…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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