街中を覆っていた雪が消え、花と緑の季節を迎えた札幌市。週末、街頭ではロシアのウクライナ侵攻に抗議する声があちこちで上がっている。
JR札幌駅前では毎週日曜日、SNSなどで連絡を取り合った有志が集まり、反戦を訴えている。ロシアのウクライナ侵攻開始から3日後の2月27日に始まったこの集会は、5月1日で10回目を迎えた。
毎回、多くの人が集まり、交代でマイクを握る。母親に聞いた戦争のこと、広島への原爆投下を題材にした絵本のこと、最新のニュースのこと――。それぞれ自らの経験や考えを踏まえたスピーチを通じ、一刻も早く平和が訪れることを願う。
北海道勤医協労働組合書記長の佐賀正悟さん(38)はほぼ毎回、この札幌駅前での街頭活動に参加している。市民活動グループ「UNITE&FIGHT Hokkaido」(ユニキタ)の中心メンバーの1人。ユニキタは2015年、安保法制に反対する若者ら約50人で結成された。街頭などで安保法制の廃止を訴えたほか、安倍晋三首相(当時)の政権運営に異を唱えるなどしてきた。
佐賀さんは「今回のロシアを…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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