大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手から贈られたグラブは小学校に届いたが、少子高齢化が進む栃木県日光市足尾町の児童らは野球を経験したことがない。そこで、市職員がテレビ番組の人気企画「リアル野球盤」にならったゲームを発案。同町の足尾小中学校で16日、野球に興味を持ってもらおうと催された。
2年から6年の全児童18人が2チームに分かれた。体育館に本物のベースを使って塁間約10メートルのダイヤモンドを作り、本塁から20メートルほど離れたステージ下などに「ヒット」「アウト」「二塁打」といった表示のある卓球用のフェンスやネットを設置。子どもたちは本塁でトスされた軟らかいボールをゴム製バットで打ち、ボールが転がった先のフェンスなどの打撃成績に応じて進塁したり、アウトになったりするルールでゲームは進められた。
同校には1月12日、他校と同様に右利き用二つ、左利き用一つの計三つの「大谷グラブ」が届いた。ところが、ほとんどの子どもたちは、キャッチボールすら経験したことがない。有効活用法を考えた市足尾行政センターの職員が、お笑い芸人やプロ野球選手らによる「リアル野球盤」にならったゲームを思いついた。
中学の部活動は卓球部のみ
攻撃側ではないチームは攻守…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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