東京・銀座の時計店で8日夕に高級腕時計が奪われた強盗事件で、グループが逃走に使った車両が乗り捨てられた現場近くで腕時計約30点が入った黒い袋が見つかったことが、捜査関係者への取材でわかった。また、車両周辺で身柄を確保され、近くのマンションに侵入した容疑で逮捕された4人は高校生を含む16~19歳の少年だったこともわかった。
警視庁は袋に入った腕時計が被害品かどうかの確認を進めるとともに、強盗事件への少年4人の関与を調べている。
捜査関係者によると、逃走に使われた車両はレンタカーで、強盗現場の時計店から約3キロ離れた東京都港区内で8日午後6時半過ぎに見つかった。そこから約60メートル離れたマンションの植え込みには腕時計約30点入りの袋が落ちていたほか、手袋や強盗グループが使ったものと似た白い仮面2個も見つかった。車両のナンバーはレンタカーには使われないものだったといい、警視庁はナンバープレートが細工されたとみている。
強盗事件は同日午後6時15分ごろに発生。仮面をかぶった3人組が時計店に押し入り、バールのようなものでショーケースを破壊し、中から商品の腕時計を強奪した。店外に止めて逃走に使った車両には、運転役とみられるメンバーも乗って待機していたとみられるという。
車両発見後に周辺で逮捕された少年4人は、警視庁の調べに、いずれも「お互いのことは知らない」と供述しているという。同庁は4人とも強盗事件に関わったとみており、知り合った経緯などを詳しく調べる方針。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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