今日(14日)の北海道は、高気圧に覆われて各地で晴れ間が広がりました。天気の崩れは一部での霧雨や小雨程度で、道内では雨の少ない状態が続いています。
週末は各地で雨が降りますが、大雨や荒れた天気となる恐れもあり、注意が必要な雨となりそうです。
一か月でわずか4ミリの地点も!
昨日(13日)までの30日間の降水量は、道内の約9割の地点で平年より少なくなっています。
また、札幌で12.5ミリ、旭川で21.5ミリ、函館で24ミリと平年の約3割にとどまるなど、半数近くの地点が平年の5割以下の降水となっています。
道内で最も雨が少なくなっている紋別地方の雄武町では、30日間の降水量はわずか4ミリ。平年の7パーセントにとどまっています。
週末は100ミリ超の大雨も
道内では雨を待っているという農家の方なども多いかと思いますが、週末は恵みの雨を通り越して、注意が必要な大雨となる恐れがあります。
明日(15日)の午後に南から低気圧が近づき、夜には道南や道央、道東などで雨が降りだす見込みです。
明後日(16日)には全道各地で雨の降りやすい天気となり、道東を中心に降り方も強まります。山沿いでは100ミリ前後の雨となり、局地的には150ミリに達する恐れもあります。
短い時間に強く降る所も多く、地面にじわじわと染み込むような降り方ではなさそうです。農家の方々や植物などにとっても、恵みの雨とは呼べないような雨となりそうです。
また、大雨だけでなく、強い風を伴うこともあるため、農作物の管理等には十分な注意が必要です。
低気圧の発達の仕方や通るコースによっては、雨の中心や風の強まる場所などが変わる可能性もあります。今後も最新情報に注意するようにして下さい。
日本気象協会 北海道支社 岡本 肇
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