大分県宇佐市安心院(あじむ)町荘の住宅で、2人暮らしの山名高子さん(79)と長男の博之さん(51)が殺害されているのが見つかった事件で、発見時の屋内の状況や服装などから、2人が就寝前に襲われた可能性が高いことが、捜査関係者への取材でわかった。
県警の発表によると、2人には十数カ所の刺し傷や切り傷があった。2人とも死亡推定時刻は2日夜で、死因は首を切られたことによる失血死だった。
捜査関係者によると3日朝、2人がダイニングルームで血を流して倒れている状態で発見された際、屋内の暖房器具や一部の照明はついたままだった。発見時の服装は2人とも普段着だったという。
県警は2日夕時点では2人が生存していたことを確認していることから、2人は就寝までの間にダイニングルームで襲われたとみて、この時間帯に周辺で不審な人物や車両が目撃されていなかったか捜査している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル