長年にわたって中学校給食の導入に後ろ向きだった横浜市が、一転して配達型の給食を全校で実施してから1年が経つ。給食実施の是非は市長選の争点にもなるなど市民の関心は高く、待ち望まれた給食実施だったが、利用率は20%前後で低迷している。
「味はおいしいけど、揚げ物の魚が冷めていた」
「1年生の最初は(給食を)頼んでいたけど、量が多くて残すのが心苦しかった。お弁当だと自分の食べられる量で食べられる」
「おいしいイメージがないから頼みづらい。3年生は頼んでいる人が少なくて、おいしくないと思われている」
昨年12月、給食の視察で港南区の中学校を訪れた山中竹春市長を前に、生徒たちが口々に意見を述べた。「荷物が軽くなった」「(弁当を作る)親の負担が減った」と評価する意見もあった。
スープはあたたかい。けど主菜は…記者も試食
昨年4月に市立中学校145校で始まった給食は、希望者が注文する選択制だ。委託業者が調理し、1人分ずつ容器に詰めて各学校に配送する。
市教委は開始当初、86校で…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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