政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長が理事長を務める独立行政法人・地域医療機能推進機構(東京都港区)の本部で、ドアガラスにスコップを突き刺したなどとして、警視庁は東京都東村山市萩山町1丁目の無職石井宏典容疑者(39)を建造物侵入と建造物損壊の疑いで逮捕し、12日発表した。容疑を認め、「尾身会長が嫌いだからやった」という趣旨の供述をしているという。
捜査1課によると、石井容疑者は7月21日午前3時すぎ、機構本部の敷地に侵入し、1階入り口ドアのガラスをスコップ(長さ約1メートル)でたたくなどしてガラス3枚を割った疑いがある。職員らにけがはなかった。石井容疑者は「近くにあったスコップを使った」と説明しているという。
同日午前7時ごろ、清掃員がドアに刺さったスコップなどに気づき、機構が高輪署に通報した。防犯カメラの映像などから石井容疑者が浮上したという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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