居酒屋店主が批判覚悟でTVに出る理由 「飲食店見下す国」への危惧

居酒屋「根室食堂」店主の平山徳治さん(49)

居酒屋「根室食堂」の店主、平山徳治さん。政治家に言いたいことは「政策に現場の声を!!」=2021年10月8日、東京都港区、土居新平撮影

 東京・新橋に「根室食堂」を開いて十数年になります。北海道・根室の食材を使った居酒屋ですが、この1年半はコロナ禍で資金繰りに悩み続けました。去年の3月には社員2人とアルバイト16人のスタッフがいました。今は社員1人とアルバイトが2人だけ。月に1200万円ほどあった売り上げは100万円にも届きません。

 政府や東京都からの営業時間短縮などの要請には、100%応じてきました。新橋はビジネス街で、お客さまは50~60代が多い。そういった方はコンプライアンスを守り、要請が出るとピタッとこなくなる。若者を取り込める店でもないので、自然と要請を守る方向になりました。

 スタッフには「ほかの仕事に移れる人は率先して移ってほしい」とお願いしました。自分が正しい判断をしたのか、今でも分からなくなりますね。要請に従わず、にぎわう居酒屋さんを見ると、従業員を守るために仕方がない判断なのだなと思います。

 政治に対しては、政策に現場…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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