屋根はマカロン、壁はパン、砂利道はタブレット菓子……。大阪・なんばの商業施設に今月、高さ約2メートルのお菓子の家が登場した。パティシエ志望の専門学校生が廃棄予定の食材を使って造り上げた。その完成度の高さに、道行く人が次々と足を止めていた。
新型コロナで人出が減った街ににぎわいを、と南海電鉄の要望を受け、大阪調理製菓専門学校(大阪府泉大津市)の学生が7月から計画した。イメージを聞き取った修成建設専門学校(大阪市)の学生たちが設計図をつくった。
材料には期限切れや規格外などで処分予定の食材を用いた。企業に協力を呼びかけ、UHA味覚糖はグミ、前田製菓はクラッカー、近畿製粉からは薄力粉の提供を受けた。
大阪調理製菓専門学校を運営する村川学園の松本智子事務局長は「実際は食べられない、夢のあるものだからこそSDGsの視点を採り入れたかった」と語る。
子どもたち「どうやってつくったの?」
11月から作業は本格化。学…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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