地震発生から一夜明けた19日朝、記者が朝日新聞社機から被害現場を見た。
午前8時すぎ、雨が降る中、新潟県村上市から山形県鶴岡市まで、沿岸を北上。震度6強を観測した村上市では、JR羽越線の車両が線路の上で止まったままになっていた。さらに北上すると、住宅地が見えてきた。複数の家屋で屋根瓦がはがれ落ち、ブルーシートで屋根を覆う家もあった。建物の倒壊は確認できなかった。
震度6弱の揺れを記録した山形県鶴岡市のJR小岩川駅付近は山と日本海に挟まれ、家屋が密集する地域。屋根瓦がはがれ落ちて木材がむき出しになったり、瓦がずれたままになったりした住宅が10軒以上確認できた。屋根が崩れ、黒く穴があいているように見える家もあった。道路には瓦が散乱し、一部は道の半分ほどまで広がっていた。
住宅街を見下ろす丘にある墓地では、墓石が倒れていた。その脇で、作業服姿の人たちが送電線を確認する作業をしていた。山の裾野にあるJR羽越線の線路では、10人以上の作業員が線路上を歩きながら、復旧に向けて作業を進めていた。(関口佳代子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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