千葉県いすみ市大原の民家で屋根を補修中の男性(94)が17日、屋根から転落し死亡したことが、消防や県警への取材でわかった。県内では、台風15号の被害を受けた屋根を補修作業中に誤って転落する事故が相次いでいる。
消防や県警によると、17日午前9時50分ごろ、一緒に作業をしていた男性の妻から「屋根から落ちた。意識がなく、呼吸もない」と119番通報があった。救急隊到着時は心肺停止状態で、搬送後、死亡が確認された。男性は台風で壊れたとみられる自宅の屋根に上って補修中に約3メートルの高さから転落したという。
県内では、台風被害の後、屋根を修理する専門業者の予約が取りづらくなっている。一方、高額な代金を請求するなど悪質商法が疑われる相談が県警に寄せられている。(小木雄太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル