前田健汰
山口市の渡辺純忠市長(76)は13日、市議会9月定例会の一般質問で、「高い志を持った人にバトンタッチする決意をした」と話し、任期満了に伴う市長選挙(10月17日告示、24日投開票)に立候補しない意向を表明した。
渡辺氏は現在4期目。「次の任期は新たな課題に挑戦する時期。市政経験が豊かで、若く志が高い人が必ず出ると期待している」と話し、具体的な後継指名はしなかった。
渡辺氏は市助役などを経て2005年の市長選で初当選した。今月2日には、自民党山口支部など市内の党6支部と市議会保守系の4会派が、渡辺氏に続投を要請していた。
市長選にはこれまでに、いずれも新顔で不動産会社長の野津博之氏(68)と、政治団体代表の佐々木信夫(ただお)氏(83)が立候補を表明している。(前田健汰)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル