10月の衆院選で山口3区から立候補した自民党候補の後援会に入会するよう部下を通じて山口県や山口市職員らに要請したとして、同県警は23日にも小松一彦副知事(65)と市幹部2人を公職選挙法違反(公務員の地位利用)の疑いで山口地検に書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
衆院選山口3区では、自民党の林芳正・現外相が当選した。県関係者によると、後援会への勧誘は県庁や出先機関にある複数の部署で行われ、幹部職員が勤務時間中に後援会の入会申込書を部下に手渡し、記入を要請していた。県警はこうした情報を把握し、小松副知事を含む100人超の県職員から任意で事情を聴いていた。
また、山口市関係者によると、林氏後援会への勧誘は市の幹部職員も行っていたといい、伊藤和貴市長は22日、記者団の取材に対し、複数の幹部職員が県警の事情聴取を受けていることを認めた。
捜査関係者によると、小松副…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル