4人が殺傷された市民襲撃4事件で、トップが1月14日に死刑を求刑された特定危険指定暴力団・工藤会(北九州市)をめぐる内外の動きが急だ。対立組織と抗争中の国内最大指定暴力団・山口組の首脳がひそかにトップを拘置所に訪ね、表舞台で組織を取り仕切る幹部もひとまわり若返った。弱体化の隙を突いて山口組が北九州進出をうかがっているとの情報もある。何が起きているのか。
昨年10月22日、神戸市に本拠を置き、43都道府県を勢力範囲とする山口組ナンバー2の高山清司若頭(73)が福岡拘置所(福岡市)に現れた。関係者によると、空路福岡入りして午後、約30分間にわたり工藤会トップで総裁の野村悟被告(74)と面会したという。
山口組はいま、離脱した勢力が…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル