スキーや登山で観光客を引きつける北アルプスの白馬三山。その山すそ、栂池高原(長野県小谷村)に立つ山荘の譲渡先を、建物や土地を所有する山岳会が探している。
半世紀にわたって会員が守ってきた思い出深い山荘だが、高齢化で維持管理が難しくなった。会員たちは「大学、高校の山岳部や山を愛する若者たちに、山荘を受け継いでもらいたい」と話している。
白馬岳(標高2932メートル)を擁する白馬三山や新潟県境にほど近い場所に立つ「栂池白崚山荘(つがいけはくりょうさんそう)」。栂池高原スキー場に隣接する別荘地にある。
9月末、山荘を所有する「栂池白崚会」の会員たちが、草刈りや山荘補修作業のため訪れていた。
この山荘は、それぞれの会員が鍵を持ち、希望に応じて利用できる別荘のような仕組みで、維持管理も会員たちが担ってきた。
「集団就職」が縁 最盛期は20人が会員に
建物は庭付きの約14坪で2…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル