山形県鶴岡市で昨年大みそかの未明に発生し、2人が死亡した大規模な土砂崩れから7日で1週間となる。同県と同市のこれまでの調査で、山全体の風化が進んでいたなかに昨年12月の雪や雨が重なり、雪解け水が浸透して崩れたとの見方が強まっている。周辺の斜面が崩れる二次災害の恐れもあり、一部住民への避難指示は少なくとも数カ月程度は続く見通しだ。
同市の皆川治市長は6日の記者会見で、「早期の帰宅を期待されていた方々には残念だが、人命最優先の判断になる」と述べた。今回、住宅が被害を受けなかった6世帯18人への避難指示について、うち1世帯2人は市が同日解除したものの、残る5世帯16人は当面続く。亀裂部分にブルーシートを設置して雨水の浸入を防ぐほか、ボーリング調査などで地下水の状況などを確認する必要があるためだという。
県と市によると、集落の裏山…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル