山手線の駅前にタワマン計画 区画整理された地区で「なぜ再開発?」

現場へ! 再開発 追われる地権者①

 首都圏が最大震度5強の地震に襲われた10月7日、東京都荒川区のJR西日暮里(にっぽり)駅近くの一戸建てに住む松本恒信(94)は、都内各地に続々と建っているタワーマンションの被害が気になった。

 西日暮里駅はJR山手線京浜東北線や地下鉄千代田線、日暮里・舎人(とねり)ライナーが通る。隣の日暮里駅は成田空港にもつながる京成電鉄が利用できる便利な場所だ。その駅前で再開発計画が進んでいる。

 松本ら地権者80人弱の地区(約2万3千平方メートル)で、容積率を大幅に緩和し、高さ170メートル・47階建てのタワマン(1千戸)や、商業棟を建てる計画だ。再開発後も計画地に残る地権者は、タワマンに住むことになる。

 松本はこの計画に反対する「…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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