山梨県警は4日、子ども用の運動靴などが見つかった同県道志村の山中で、人の骨のようなものと黒っぽいハイネックの長袖シャツを新たに発見したと発表した。付近では2019年に千葉県成田市の小学生、小倉美咲さん(9)が行方不明となっており、県警が遺留品などの捜索を進めている。
県警によると、人の骨のようなものとシャツは、靴などが見つかった山道脇の近くで発見された。今後、人骨と確定すれば、DNA型鑑定で身元の確認を進める。美咲さんの不明時の服装について、情報提供を求めるチラシは「黒のハイネックの長袖」としている。シャツは美咲さんの母親に確認を求めるという。
人の頭の骨の一部が見つかった先月下旬以降、県警は周辺を捜索。これまでに子ども用の運動靴と片方の靴下が見つかっている。頭の骨のDNA型鑑定をしたが、個人の特定はできなかった。県警は別の鑑定方法として、ミトコンドリアDNA型鑑定を試みることにしている。母方との血縁関係は調べられるが、個人の特定はできないとされる。
新たな発見を受け、美咲さんの母親・とも子さんは4日、「警察から先程連絡があり、正直言葉になりません。しばらく放心状態で涙が止まりませんでしたが、わたしは絶対にあきらめません。この2年7カ月ずっと美咲が無事に戻ってくることを神様に願い続けてきました。必ず神様が美咲を守ってくれて、わたしの元に無事に返してくれると信じています」とコメントを出した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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