新型コロナワクチンの2回接種を済ませていない人に外出自粛を要請した山梨県に、「未接種者への差別ではないか」という批判が多数寄せられたことを受けて、長崎幸太郎知事は25日、「説明が舌足らずだったことをおわびしたい」と謝罪した。「要請は『ワクチンを接種しない』という選択を否定するものではない」と改めて説明した。
県の要請は23日付で発出された。未接種者に限って不要不急の外出自粛を求め、企業などには、未接種者に接種を強く勧めることや、未接種者には在宅勤務を勧めたり不特定多数の人と接する業務を控えるなどの配慮を要請した。長崎知事は「接種を勧めることは行政として必要な務めだ。接種できない方、したくない方がいてもそれは肯定した上で、本人には命を守る行動を、周囲の方々には配慮を要請した」と述べた。
県には24日午後6時時点で、電話やインターネットを通じて計1799件の意見や疑問が寄せられた。県の要請について「差別につながる」と指摘するものが多かったという。(吉沢龍彦)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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