山梨知事「暴力による主張、大変残念」 脅迫文を受け被害届を提出

三ツ木勝巳

 長崎幸太郎知事に危害を加えることを示唆する文書が山梨県庁に届いた問題で、長崎知事は1日、心境を述べた。「暴力によって自らの意見、正義感、そういうものを主張するのは大変残念。そういったものにおびえるようなことは一切ない。堂々と議論すべきだ」と述べた。県は1日、甲府署に被害届を提出した。

 文書は、先月27日、封書で県庁に郵送された。県によると、県が出した新型コロナウイルスに関する臨時特別協力要請でワクチン未接種者に外出自粛を求めたことなどへの抗議と読み取れる内容だったという。カッターナイフの刃も同封されていた。

 長崎知事は、ワクチン未接種者への外出自粛要請について、「感染拡大の中では、控えていただくのが一番いいのではないか。これは私ども県の考え」「そうじゃないと言うのであれば、堂々と議論すべきだ。命をどうやって守っていくかを第一に、共通の問題意識のもと議論するのは大歓迎だ」と訴えた。(三ツ木勝巳)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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