小川智
奈良県東吉野村と三重県松阪市にまたがる高見山(標高1248・4メートル)は霧氷のシーズンを迎え、冬ならではの幻想的な風景を求めて多くの登山客が訪れている。
空気中の水分が樹木などに当たって結晶化し、風上に伸びた霧氷は、その姿から「エビのしっぽ」とも呼ばれる。1月下旬の寒波で、山頂付近には20センチ以上のものもあった。
奈良地方気象台によると、高見山の山頂の気温は、ふもとより8度ほど低いという。
東吉野村観光協会によると、山に霧がかかって風が強く、気温が低いなどの条件がそろえば、2月下旬まで見られる可能性がある。
奈良交通では、4日から26日までの土日祝日に臨時の「霧氷バス」を運行している(予約不要)。行きは近鉄榛原駅午前8時45分発で「高見登山口」着。帰りは午後4時「たかすみ温泉前」発で榛原駅まで運行される。(小川智)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル