高木文子
岐阜県と岐阜市は12日、10歳未満から80代までの122人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者の発表は、2日連続で120人を超えた。県内の感染者は延べ1万305人となった。
県内の直近1週間の10万人あたりの新規感染者数は26・18人となり、国の基準で最も深刻なステージ4となった。新規感染者数がステージ4となるのは、5月27日以来。
県と岐阜市は6件のクラスター(感染者集団)を認定した。中津川市の大学で同じ運動部に所属する2人と家族4人の感染が判明。岐阜市の職場でも、一緒に運動していた同僚5人が陽性となった。ほかに羽島、多治見、御嵩の各市町の職場でも、同僚や家族らのクラスターが確認された。
県の担当者は「このまま感染が拡大すると、入院が必要になっても入院できないことが起こりうる。第5波のピークをいかに低く、後ろ倒しにできるかが、医療機関への負荷の緩和につながる」と話した。(高木文子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル