東海3県では16日、795人の新型コロナウイルス感染が発表された。
「まん延防止等重点措置」が適用される見通しとなった岐阜県と三重県では6日連続の100人超の感染が確認された。
愛知県は月曜に発表される感染者としては過去最多となり、大村秀章知事が名古屋市など12市町村の重点措置区域を拡大する意向を示した。
岐阜県の古田肇知事は16日、政府に重点措置の適用を要請していた。
県によると、16日時点の直近1週間の10万人あたりの新規感染者は40・62人で、4段階の基準で最も深刻なステージ4(感染爆発)にあたる。
重点措置と合わせ、特別措置法に基づき岐阜市や大垣市など15市町を対象に17日から31日まで、飲食店などに営業時間短縮(午前5時~午後8時、酒類提供は午前11時~午後7時)を要請した。
商業施設やホテルなど大規模施設にも午後8時までの時短の協力を依頼する。
三重県は11日に100人を超えて以降、急拡大し、15日には過去最多の151人に達した。
16日発表の108人のうち、64人は感染経路がわかっていない。
鈴木英敬知事は16日、報道陣の取材に「これまでに経験したことのない波で、まだ(感染拡大の)頂上が見えていない」と述べた。
愛知県は15日夜時点の入院者は574人(病床使用率34・5%)、重症者は28人(病床使用率16・5%)で、重症者は年代別で50代が10人で最も多く、次いで40代、60代が7人。30代も2人いた。
このほか県は、アストラゼネカ製ワクチンの接種センターを2カ所開設すると発表。名古屋医療センター(名古屋市中区)は9月3日に開設し、毎週金曜に接種する。
藤田医科大学岡崎医療センター(岡崎市)は今月31日に開設し、毎週火曜の接種となる。各センターで1日20人の接種枠を設ける予定だ。(松永佳伸、小林圭、大滝哲彰)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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