20日午後9時ごろ、岡山県真庭市勝山で開催されていた「勝山喧嘩(けんか)だんじり」に参加していた同市月田、会社員の男性(23)がだんじりの間に挟まれた。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。死因は出血性ショックだった。県警真庭署は業務上過失致死の疑いも視野に当時の状況を調べている。
署によると、男性は、だんじり(全長約5メートル、重さ約2トン)を押していたところ、だんじりの間に挟まれたという。
地元関係者によると、勝山喧嘩だんじりは江戸時代から続く伝統行事。各自治会から9台のだんじりが参加し、各所に設けられた「喧嘩場」で1対1で激しくぶつかり合う。19日から始まり、20日は午後10時半まで実施される予定だったが、事故を受けて中止になった。
「勝山喧嘩だんじり保存会」の片山洋一郎総総代は「安全には気をつけてやってきたが、お一人が亡くなり大変残念だ」と話している。(水田道雄)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル