愛知県岡崎市の中根康浩市長(60)の政治団体事務所をめぐる違法建築問題で、中根氏側が建物を造れない区域にあった事務所を撤去したことが市への取材でわかった。市が2日に違法状態が解消されたと確認した。
中根氏側が撤去に先立って行った新たな事務所への移転手続きに法令違反の疑いがあることも判明。県によると、所在地変更の届け出を法定期限内に提出していなかった。中根氏は取材に「厳粛に受け止め、再発防止に努める」と文書で回答した。
問題となったのは、中根氏が代表を務める政治団体「中根康浩を育てる会」の事務所。原則建物を造れない都市計画法の「市街化調整区域」に建てられ、必要な建築基準法上の審査を受けていなかった。市は2021年5月、こうした違法状態を解消するよう中根氏に行政指導していた。
この問題を朝日新聞が報じた…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル