「特撮の神様」と呼ばれる故・円谷英二監督の出身地、福島県須賀川市で、映画監督・作家の岩井俊二さんが、「ウルトラセブン」について語った。
取り上げたのはウルトラマンシリーズ屈指の「問題作」。希代のクリエーターは、何を感じたのか。
岩井俊二さんの略歴
1963年、仙台市生まれ。91年、テレビドラマ演出でプロデビュー。93年、テレビドラマ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」で日本映画監督協会新人賞受賞。以後、「Love Letter」(95年)、「スワロウテイル」(96年)、「リリィ・シュシュのすべて」(2001年)など劇場用映画で独自の映像美学を表現、高い評価を得る。近作に「ラストレター」(20年)など。「零の晩夏」(21年)など小説作品も手がけるほか、音楽ユニットでの活動など多彩なジャンルで活躍している。
仙台市出身で、NHKの復興支援ソング「花は咲く」の作詞者としても知られる岩井さん。「ウルトラQ」に始まるウルトラシリーズは、幼少期にテレビで見て以来のファンだ。怪獣をモチーフにした映画「8日で死んだ怪獣の12日の物語」(2020年)も手がけた。
1月15日、岩井さんは円谷プロダクションの協力を得て須賀川市が主催した「ウルトラマンアーカイブス・プレミアムシアターin須賀川」のトークイベントにゲストとして登壇。市内外から集ったファンとともに、「問題作」を鑑賞した。
上映された作品は「セブン」第42話「ノンマルトの使者」(1968年放映)。
海底に住む異形の種族「ノン…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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