米軍岩国基地(山口県岩国市)の周辺住民ら436人(211世帯)は26日、航空機騒音の損害賠償や米軍機と自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めなどを国に求め、山口地裁岩国支部に提訴した。2009年に続く第2次訴訟で、17年度に厚木基地(神奈川県)から空母艦載機約60機が移駐したことによる騒音への影響を訴えている。
原告は、国の住宅防音工事の助成対象となる「うるささ指数(W値)」が75以上の区域の住民。睡眠妨害をはじめとした健康被害などを理由に1人あたり月2万3千円の損害賠償の支払いを求めており、将来分も含めて総額は約5億9645万円になる。
夜間・早朝(午後7時~翌午前7時)の飛行差し止めや、居住地上空での旋回や急上昇、急降下訓練の禁止のほか、1日平均の騒音レベルを示す「Lden(エルデン)」を45デシベル以下にすることも求めている。
09年に654人が提訴した…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル