岩手で高病原性鳥インフル感染の疑い 「11日に236羽死んだ」

成田認

 岩手県は11日、久慈市内の農場1カ所で高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏が確認されたと発表した。検査結果で確定すれば、この農場で飼育している食肉用の鶏約4万5千羽を殺処分する。

 県によると、11日に農場から県北家畜保健衛生所に「10日に76羽、11日に236羽が死んだ」と通報があった。飼育する6棟のうちの1棟で死ぬ数が増加していた。

 県が簡易検査をしたところ、13羽のうち12羽で陽性が分かり、その後、県中央家畜保健衛生所で、詳しく調べられる遺伝子検査を行っている。県は、死ぬ鶏の数が急激に増えており、高病原性の疑い事例と判断したという。12日に結果が判明する見通しだ。

 県はこの農場に対し、鶏や卵などの移動自粛や部外者の立ち入り制限などを要請している。高病原性と確認されれば、県内では初めて。(成田認)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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