向日葵クリニック院長 中村明澄さん
最後にご紹介するのは、岩浪智惠子さん(享年88)です。2年前にご主人を自宅で看取(みと)っていて、ご自身も自宅での最期を希望していました。
初めての訪問は、2017年9月。骨折で入院をしたことをきっかけに寝たきりとなり認知症が進行。「よっこい」「どっこいしょ」が口癖でした。
「あーー」と声を出すとき、大きな口をあけるため、あごが外れやすくなりました。最初のころは自然に戻っていたのですが、あるとき、私や外科の救急当番の先生でも戻すことが難しくなり、総合病院の口腔(こうくう)外科で麻酔を使ってやっと戻すも、3日後には外れてしまい再受診となりました。でも、その夜にまた外れて戻らなくなってしまいました。
88歳という年齢で、あごが…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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