馬毛島(鹿児島県西之表市)への米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地整備計画をめぐり、岸信夫防衛相は2日、現職防衛相として初めて馬毛島を視察した。地元・種子島の1市2町の首長とも西之表市でそれぞれ意見交換し、より緊密に連携しながら計画を進めていく考えを強調した。
岸防衛相は、自衛隊機で種子島入り。西之表市、中種子町、南種子町の首長とそれぞれ面談後、輸送ヘリで無人島の馬毛島へ上陸し、1時間ほどかけて基地整備予定地などを車で見て回った。
岸防衛相は3首長との面談後の記者会見で「(馬毛島への基地整備費を含む2022年度)予算も成立し、(首長の)みなさんと現地でお会いし、生の意見を聞くことは有意義だった。馬毛島の状況を直接見ることが必要だ」と説明。西之表市の八板俊輔市長との面談については「住民の期待に応えるとともに、不安の解消に応えるための具体的で現実的な対応に向けた議論を重ね、より緊密に連携していくことで一致した」と話した。馬毛島の施設を航空自衛隊が管理する「航空自衛隊馬毛島基地(仮称)」として整備することも明らかにした。
八板市長も面談後、報道陣の…
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