崖っぷちの銚子電鉄 6.4キロの「エンタメ鉄道」が生まれた理由

 吉本興業鉄道好きユーチューバー鈴川絢子です。もうすぐ開業100年を迎える銚子電気鉄道が、愛されてやまない理由を探ります。

「鉄道王国」の千葉県を、鈴川絢子さんが巡る企画「ちば鉄」は6回目。今回は、全国的に知られる銚子電鉄です。銚電を支える社内、社外、そして全国の人々の思いが約100年の歴史を作ってきました。

 始発駅の外川(とかわ)駅に来ました。主力列車の青い2000形が止まっています。

1962年製の2両、24万円で購入 直し直し大切に

 元は京王電鉄さんが1962年に導入した車両で、伊予鉄道さんで20年活躍し、さらに銚子電鉄さんが2両を24万円(輸送・改修費含まず)で購入した車両です。

 昔ながらの車両を直して直して、大事に使われているというのがすごく銚子電鉄さんの雰囲気に合っていて、いいなと思います。

 別の車両では、カラーリングを当時の色に戻す企画もやっていますね。昔からの車両のファンの方が第2、第3の人生を歩んでいるこの銚子電鉄に乗りにこられることもあるんでしょうね。

 車両に乗ってみましょう。あ、壁に車歴の表示があります。上から「伊予鉄道 クハ852」「京王帝都電鉄 サハ2575」、そして銚子電鉄の「2501」。このまま使われている感じも、ファンだったらうれしいですね。

 この車両は内装にもこだわっ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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